あつしChannnel「伝えることが自分の役目」|推し猫グランプリ2021特別インタビュー

『推し猫グランプリ2021』で見事グランプリを受賞された「《あつし》Channnel」さん。

YouTubeのチャンネル登録者数はなんと35万人以上! 3匹の保護猫さんとの出会いや成長過程、おもしろ企画を毎日発信されています。

そんな愛猫さんたちとの日常やYouTube発信に対する思いなどを直撃インタビュー! ティガロビニックの魅力を含め、貴重なお話をたっぷりとお伺いしました。

◎《あつし》channnel × 3匹の保護猫ちゃん

・YouTubeチャンネル:《あつし》channnel
・サブチャンネル:ティガロニ生活記《あつしん家‼︎》
・チャンネル登録者数:35.2万人以上(2021年8月時点)
・3匹の保護猫ちゃんとのおもしろ企画やほんわか動画を発信中

<ティガー>
2015/03/14生まれの♂ 大きな耳と凛々しい顔つきのイケメン猫
<ロビン>
2015/04/14生まれの♂ タレ目になった「困り顔」が人気。表情のバリエーションが多い
<ニック>
2016/10/14生まれの♂ 先輩猫とから本当の子供のように愛される。幼く子猫のような顔つき

◎仲間と盛り上がった推し猫グランプリ投票

Q.『推し猫グランプリ2021』グランプリ受賞おめでとうございます! 受賞を知った時のお気持ちや周囲の方の反応はいかがでしたか?

こういうグランプリなどに出ることがなかったので、正直グランプリになれるとは思ってなかったんですけど(笑)

期待してくれたみんなの思いで獲得できたのかなと思います! 素直に「みんな応援してくれたんだ」と分かって嬉しかったですね。

受賞をお知らせした時はみんなとても喜んでくれて、逆に「ここまで喜んでくれるんだ!」って思ったくらいです(笑)

みんなが自分のことのように喜んでくれて、僕より喜んでいるんじゃないかなって人もいたりして。本当にありがたいなって思いました。

Q.YouTube LIVEなど、視聴者との距離が近いからこその信頼関係が結果につながったのでしょうか?

そうですね。視聴者さんもいろんな猫のチャンネルを見てると思うんですけれども、その中で僕たちを応援してくれたことは、距離感とか関わり方が良かったのかなって思います。

視聴者さんの6〜7割の方は猫を飼ってらっしゃらないので、そういった“猫を飼えない欲”みたいなものをうちの猫たちに重ね合わせて接してくれるところがあります。

だからこそ、我が子のように喜んでくれたのかなと感じています。

 

■推し猫グランプリ受賞をお知らせしたTwitterや、結果発表サイトにはたくさんの応援メッセージが寄せられました!

鳥肌立ったぁーーー! おめでとうございます♪
ティガー、ロビン、そしてニックも見てるかな? 投票して良かった!

おめでとうございます!親戚のおばさん気分でめちゃくちゃ嬉しいです♪

どんなに辛い時でもティガロビニックを見ると元気が出て、頑張ろうと思えます。個性豊かで可愛いティガロビニックが大好きです!

◎3匹の愛猫『ティガロビニック』との暮らし

Q.愛猫さんのそれぞれの性格やチャームポイントを教えてください!

長男から順にいかせていただきます!

◎ティガー

ティガーはすごく体がデカくて体重が7kgくらいあるんですけど、図体デカイのにビビり! 顔もかっこいいのにビビリ!っていうギャップが魅力ですね(笑)

実家の猫もそうなんですけど、キレイな顔してる子ってツンケンする子が多い印象なんですが、ティガーは真逆です。飼い主にベタベタで、僕以外の人が来てもなかなか心を開かないですね。

僕にしか懐かないっていう“犬っぽさ”がチャームポイントというか、観てほしいポイントですね。

◎ロビン

ロビンはティガーと真逆で、誰にでも付いていくし、遊んでくれる人なら誰でもいい感じで(笑)

人見知りも全くしない子で、予想外の動きを常にしてくれます。何をするか分からないっていう楽しさがあり、動画を撮っていても「いきなりなんでそんなことするの?」っていう場面が多い!

天然というか、ミステリアスな部分が彼の魅力なのかなと思います。

◎ニック

ニックは小さくてチマッとしてて、とにかくアクティブで可愛くて、小さいけれど気が強い! ティガーとロビンに突っかかっていったり、でも寝るとき一緒に寝てる、みたいな(笑)

内面が幼稚園児みたいな可愛さがあります。今は亡くなっちゃったんですけど、動画にたくさん出ているので、ぜひ注目してみていただけると嬉しいなと思います。

Q.愛猫さんとの暮らしの中で、幸せに感じる瞬間はどんな時ですか?

猫を飼っていない人より、「日常」の中に幸せってあるんだろうなって思います。

僕自身が物心ついた時から犬や猫に囲まれているので、動物を飼っていない期間がありません。なので、「そばにいて当たり前」というか、いないと自分が成り立たないんだろうなって感じていますし、自分を形成する一員として普段から助けられています。

やっぱり、ソコにいてくれるだけで幸せだな、と感じますね。

Q.反対に、大変だ感じる瞬間はありますか?

大変だなと感じるのは病気ですかね。ニックもそうでしたけど、重い病気にかかった子を自分で面倒見ていましたので。

自分の経験として成長できたんですけど、しんどいこともたくさんあります。生き物を飼ううえで付きまとってくる問題ではありますが、やっぱり大変だなと感じますね。

飼い主の責任は軽いものじゃないんだなって感じる部分でもあります。

 

◎トップにゃんTuber《あつし》Channnel×情報発信の裏側

Q.登録者35万人以上という素晴らしいご活躍ですが、動画投稿を始めたきっかけは?

きっかけはティガーを拾ったことですね。

実は、それまでの3年間も趣味程度に動画投稿をしていて、動画を上げる習慣が自分の中でついていました。なので、ティガーと出会った時も当たり前のように動画を撮って投稿したら、それがバズっちゃって「あ、すごいことになった」って(笑)

この機会を逃すわけにはいかないっていうことで、そこから毎日のように動画を上げるようになりました。

高校生のころから趣味でやってきた動画投稿でしたが、やってこなかったら「動画撮ろう」という思考になっていなかったと思うので、無駄じゃなかったなって実感しています。

Q.ほぼ毎日新しい動画を投稿されていますが、大切にしていることは?

ティガーと出会った時からほぼ毎日更新を続けていますが、周りの人からは「動画のネタどうしてるの?」みたいなこともよく聞かれたりしますね。

意識していることですと、メインチャンネルではそこそこ動画のハードルを上げるようにしています。

サブチャンネルだと「猫の日常」みたいな動画を撮るんですけど、メインチャンネルでは猫が猫じゃらしで遊んでいるだけの動画とかは極力撮らないようにしてて。何かしら動画の中にテーマが1つあるものでないと撮らないようにしています。

Q.動画の企画やネタはどうやって考えているのでしょうか?

今まで3000本くらい動画をアップしていますが、なんとか絞り出して絞り出してやってますね。余裕ができちゃうと自分で考えなくなっちゃうんで。

「夏休みの宿題理論」じゃないですけど、追い込まれてきたら出てくる、みたいなのはクリエイターのあるあるなんじゃないかなって思います(笑)

Q.SNSや動画投稿をするうえで意識していることはありますか?

規模がだいぶ大きくなってきたので、「間違った情報を発信しないように」という点は一番注意を払ってるところです。

例えば猫の病気だったり、食べてはいけないものだったり、健康に関する情報を発信するときは特に気を付けています。事前にちゃんとした研究のページなどを調べてから引用するなど、なるべく誤解が生まれないよう意識しています。

 

それと、ニックのお別れ報告の動画もそうですが、たとえ辛いこともしっかり伝えるのが自分の役目のひとつだと思い、投稿を続けました。

いろんな人が見てくれているとなると、自分1人だけの問題じゃなくなってくるし、観てくれている人が自分のことのように心配してしてくれたり応援してくれています。

発信をしてみんなが応援してくれてる以上、伝えていきたい、みんなに心配してほしくない。「何も知らない」という不安が一番辛いと思うので、辛い時でも発信は続けよう、と。

僕のようなインフルエンサーが「病気になりました」と正直に発信することで、同じ悩みを抱えた人にも勇気を持って欲しいですね。それが自分の役目の1つなのかなと思っているので、これからも発信は続けていこうと思います。

《あつし》channnelさんからのメッセージ

Q.最後に、《あつし》channnelさんのファンの方、読者の皆様へメッセージをお願いいたします。

助けを必要としている保護猫はたくさんいます。ティガーもロビンもニックも、僕が拾わなかったらどうなっていたかわかりません。1つの“命”を救える、そんな保護ねこ活動を通じて、大人としてしっかりとした考えを持てるようになったと僕は思います。

保護ねこ達と関わることで自分自身が救われることもたくさんありますし、人生のパートナーになれる大切な存在だと思います。

少しでも興味のある人は、「自分で飼う・保護する」まではいかなくても、募金をしたり、保護ねこカフェに足を運んだり、そんな何かしらの保護ねこの活動を通して実態を少しでも知るところから始めると、今とは違った世界になるんじゃないかなと思います。

『猫だけじゃなく自分のためにもなる』

それが保護ねこ活動だと思うので、1匹でも多く猫ちゃんが救われるよう、いろんな形で支援していきたいと思います。

Q.ちなみに『推し猫グランプリ2022』にはご参加いただけますか?

そうですね、1度グランプリをとっているので燃え尽きた感はあるんですけど(笑)

少しでも『推し猫グランプリ』を通じて、保護ねこや猫の魅力を知ってもらえるようになれば僕としても嬉しいなと思うので。

グランプリをもう一度目指せるかはわかりませんが、保護猫活動に関して少しでも貢献ができるようがんばりたいなと思います。

 

◎《あつし》channnel様インタビューまとめ

ネコYouTube界をけん引し続ける《あつし》Channnelさんから、愛猫さんとの関わりや情報発信ついて、たくさんのお話を伺いました。

クスっと笑顔になれる明るいおもしろ動画をたくさん配信されているあつしさん。インフルエンサーとして「伝える」ことの意味、責任、重み、大切さを噛みしめながら活動されており、そのプロ意識の高さに脱帽しました。

そんな《あつし》Channnelですが、実は!インタビュー終了後~本記事の公開までにもう1匹、カワイイ家族がお仲間入りしています♪

気になる方は、チャンネルに足を運んでみてはいかがでしょうか?

取材・文/南マイコ

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