もんたの日常「全てを受け入れて幸せにする」|推し猫グランプリ2021特別インタビュー

『推し猫グランプリ2021』で見事4位を受賞された「もんたの日常」さん。

約15万人が登録するYouTubeのチャンネルでは、テロップやBGMを一切使わず、くりくりお眼眼のもんたくんが飼い主さんのもとでのんびり暮らす自然体な日常が紹介されています。その愛らしい姿を楽しみに、毎日チャンネルを訪れる人も多いそう。

そんなもんたの日常さんに、愛猫との暮らしや動画やSNSなどの投稿に込めた思いなどを伺いしました!

◎もんたの日常×愛猫さん

▲画像:「もんたの日常」公式noteより

・YouTubeチャンネル:もんたの日常
・チャンネル登録者数:15.1万人以上(2022年1月時点)
・Twitter:@montanonichijo
・インスタグラム:montanonichijo
公式noteにて、もんたくんとの出会いや病気に関する記事を公開
・書籍や公式オリジナルグッズなども多数販売中

◎『推し猫グランプリ2021』4位受賞!

Q.『推し猫グランプリ2021』4位受賞おめでとうございます! 受賞を知った時のお気持ちや周囲の方の反応はいかがでしたか?

 

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びっくりしました。SNSで推し猫グランプリの告知をあまりできなかったので、10位ぐらいに入れればいいなあと思っていたんです。なので、4位入賞という結果には本当に驚きました!

たくさんの方がもんたを応援してくれたことが分かり、胸がいっぱいになりました。

■推し猫グランプリ4位入賞を受け、Twitterや結果発表サイトにはたくさんの応援メッセージが寄せられました!

人々の日頃のストレスや疲れを癒す効果抜群のもんちゃん。主さん共々これからも変わらず無理せず普段のもんたの日常を少し共有していただけるのを楽しみにしています。

もんちゃんの一挙手一投足の可愛さに悶絶する人続出ですね。一度見たら夢中になってやめられない止まらない中毒性があります。これからも沢山の人を夢中にしてください!

今まで数々のにゃんこを見てきましたが、ただ可愛いだけじゃなくて、こんなに個性があり、愛嬌のあるにゃんこには初めて出会いました!もんたの動画は、癒し効果はもちろん、一生懸命に「今」を生きる大切さを教えてくれます。産まれてくれてありがとう、もんた。

 

◎もんたくんとの日々の暮らし

Q.もんたくんに代わって自己紹介をお願いします。

2019年8月頃に生まれた雑種のオス猫です。母猫に置いてきぼりにされていたところを、保護主さんに引き取られました。

その後、譲渡会で私と出会いました。性格は、おっとりとしたのんびり屋さんです。

Q.譲渡会でのもんたくんはどんな様子でしたか?

タオルにくるまれてケージの中でじっとしていました。おとなしくてかわいくて、一目惚れしましたね。

でも、飼おうと決意するまでには1時間以上悩みました。というのも、あまりにもおとなしくて「もしかして病気では?」と思ったんです。

猫を飼うのは初めてだったので、うまく育てられる自信もなくて。そう思いながらも、やっぱり心の奥底では、引き取りたい気持ちがあって。

たくさん考えた末、たとえこの子が病気で短い一生を送ることになっても、全てを受け入れて幸せにしてあげよう。そう決意しました。

Q.実際に一緒に暮らしてみて、もんたくんのどんなところに魅力を感じますか?

猫らしくないところです(笑)

猫には、やんちゃなイメージを持っていたんです。高い所が好きで、台に飛び乗ったり、パソコンで仕事をしていると邪魔してきたりとか…。

でも、もんたはそんなことは一切しません。食べ物にもあまり興味がないみたいで、家の中で毎日のんびり過ごしていることが多いです。

飛び跳ねることができないので、ソファやベッドの脇にもんた用の小さな階段を置いているのですが、それを一生懸命上がっていく姿が愛らしいです。

Q.病気のケアは大変ではないですか?

ケア自体は慣れているので、大変だと思うことはありません。

ただ嫌がるもんたを見るのはとてもつらいです。ケアにはどうしても時間がかかるので、その分意識して触れ合いの時間を多くしています。今日みたいに穏やかな天気の日は、外に出てのんびり散歩をしています。

それに私にとっても、現状を嘆くより、現実と向き合ってもんたの病気とうまく付き合っていくことの方が、有意義な時間になると思っています。

Q.もんたくんと一緒にいて、どんなときに幸せを感じますか?

 

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もんたがそばで寝ていたり、ご飯をしっかり食べたり、体調が良かったりするときに特に幸せを感じます。この何気ない時間を大切にしたいなって思います。

それに普段は、そばでじっとしていたりゴロゴロしたりしているのに、私の気持ちが落ち込んでいるときはそれを感じ取って、膝の上に乗ってくるんです。まるで私のことを理解しているみたい。

数日前も、体調がすぐれずベッドで横になっていたら、ヨイショ、ヨイショと階段を上って見舞いに来てくれました♪

 

◎にゃんTuber「もんたの日常」×情報発信の舞台裏

Q. YouTube、ツイッター、インスタグラムなどでも、もんたくんの様子をたくさん発信されていますね。始めたきっかけは何だったのでしょうか?

もんた専用のアカウントを作ってほしいと友人から頼まれ、ツイッターで発信をしたのが始まりです。それまでは、個人アカウントでインスタグラムに投稿していましたが、もんたの投稿のほうが圧倒的にリアクションが多くて(笑)

ツイッターを始めると、どんどんフォロワーさんが増えてバズったこともあり、そこから一気に広がりました。YouTubeチャンネルの登録者が増えたのも、ツイッターのおかげだと思います。コメントはなかなか返信できていませんが、ちゃんと全て拝見しています!

Q.動画配信やSNSへの投稿で、意識していることや大切にしていることはありますか?

一つは、もんたのありのままの姿を見せることです。

以前はテロップやBGMで演出していましたが、何もしない方がもんたの魅力を引き出せるのではと考えました。

まずテロップを消して、次に音楽を消して、今のスタイルに落ち着きました。画面越しであっても、もんたのしぐさや表情がそのまま見られるので、もんたがすぐそばにいるような感覚を持ってくれたら嬉しいですね。

もう一つは、もんたに無理をさせないことです。

基本的には1日1本動画をアップするようにしていますが、もんたがずっとこたつに入っているときもあるんです。もんたの体調やそのときの状況を見ながら、今日の撮影は難しいと思ったときは、過去に撮りためた動画を投稿しています。

Q.動画のタイトルも、クスっと笑えるものがあります。

笑ってもらえるとうれしいのですが、自分が付けたタイトルよりもフォロワーさんのコメントの方が面白いことがあるんです。そんなときは、ちょっと悔しいですね(笑)

Q. noteには、もんたくんとの出会いからもんたくんの病気のことまで詳しく書かれていますね。

譲渡会では、もんたと一緒に「きいち」という猫も引き取ったのですが、もんたの病気のこともあって里子に出しました。そのあたりのいきさつは、noteに詳しく書いています。

きいちとの別れを決断するまでには相当悩みましたが、その選択は間違っていなかったと思います。それに、きいちとの別れを通して、もっともっと、もんたを幸せにしたいと思うようになりました。

猫の寿命は人間よりもはるかに短いです。だからこそ、そこにたくさんの愛情を注いであげたい。そうでないと、きいちに申し訳が立たないです。

▲画像:「もんたの日常」公式noteより

もんたの病気について書くことは正直悩みました。話が深刻になったりしますからね。

それでも、どんな病気を抱えているのかも含めて、ありのままを知ってもらった方がいいと考えました。「もんたはどんな病気なんだろう」と疑問を持ちながら皆さんに見てもらうよりいいかなと。

猫の病気や食事への理解を深めてもらえればと思いますし、病気の猫のケアで参考になることがあれば嬉しいです。

 

◎『もんたの日常』さんからのメッセージ

Q.最後に、応援しているファンや読者へのメッセージをお願いします。

もんたをいつも温かく見守り、応援してくださり、ありがとうございます。皆様のコメントには本当に支えられました。もんたは大変な状況を乗り越えて、今はとてもいい調子です。これからも元気な姿のもんたをお見せできればと思っています。

Q.第3回『推し猫グランプリ2022』に向けた意気込みをお願いいたします!

はい、グランプリ優勝を今年の抱負に掲げて頑張ります(笑)。

 

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譲渡会でもんたを迎えたのは、飼い主のいない保護猫を幸せにしたいと思ったからでした。以前ペットショップで働いていたので、売れ残ったペットが行き場をなくして里子に出されたりするのを見聞きしていました。

そのような不幸な猫を減らせればという思いもあり、もんたとの生活を発信しています。押し猫グランプリの開催は、保護猫の存在を多くの人に知ってもらえるチャンスなので、私にとっても意義のあることだと思っています。

 

◎もんたの日常さまインタビューまとめ

きいちくんとの別れや、もんたくんの病気についての話に胸がじーんとなりました。もんたくんの全てを受け入れ、いつも優しく寄り添ってくれる飼い主さんがいるから、もんたくんは、毎日を安心してのびのびと過ごせるのですね。

猫も命ある生き物です。体調が悪かったり、病気になったりすることもあります。猫と暮らすということは、猫のつらさや悲しみと向き合っていくことでもあるのだと、「もんたの日常」は教えてくれます。

もんたくんと飼い主さんの幸せな日々が長く続くことを祈っています。

 

取材/南マイコ

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