約160のノミネートがあった『推し猫グランプリ2024』。初エントリーで驚きの準グランプリを受賞したのは、飛ぶ鳥を落とす勢いでチャンネル登録者数を伸ばし続ける、今大注目の『猫の黒ちゃんねる』です。
題名は黒ちゃんの名前ですが、他3匹の猫ちゃんや運営者うらもっちゃんのファンも多数。個性の強い4匹の猫ちゃんとうらもっちゃんの日常がおもしろおかしく配信されています.
チャンネル開設からチャンネル登録者数が2日で1万人を突破するという驚愕の人気はどこから来たのでしょうか?運営者であるうらもっちゃんに、開設から今までに至る経緯や、今後の夢などについてお伺いしました!
◎『猫の黒ちゃんねる』と4匹の愛猫ちゃんたち
・YouTubeチャンネル:youtube.com/@KUROCHAN.3.17
(チャンネル登録者数:26.7万人(2024年10月時点))
・X(旧Twitter):twitter.com/KUROCHANch
・Instagram:instagram.com/kurochanch/
4匹の猫ちゃんと運営者うらもっちゃんの日常を面白おかしく配信中
≪黒ちゃん♂≫
推定2018年9月6日生まれ。釣り場で出会い、保護した猫。喧嘩をすることもなく、他の子たちを優先させてくれるとにかく優しい子。
≪パール♂≫
2019年9月1日生まれ。身体も声も大きくて、ボス的存在。気性が荒い性格だけど、最近はお兄ちゃんらしさも見えるように。
≪ラピス♀≫
2020年4月25日生まれ。唯一の女の子。ツンツンしてなかなか触らせてくれないけれど、夜寝るときはいつも一緒な女子。
≪シンバ♂≫
2023年3月8日生まれ。一番の若手。元気いっぱい、遊ぶのが大好き。ムキムキで小顔でイケメン、人間ならめっちゃモテるタイプ。ニオイに敏感で、クサイ顔がおもしろめ。
◎『推し猫グランプリ2024』準グランプリ受賞
Q.『推し猫グランプリ2024』準グランプリ受賞おめでとうございます!受賞を知った時のお気持ちや周囲の方の反応はいかがでしたか?
推し猫グランプリ2024
初ノミネートで、準グランプリだった!!
素晴らしいぁいいい!!!応援してくれた皆さんありがとうございました🥰#推し猫グランプリ #猫の黒ちゃんねる pic.twitter.com/ENxPdVZadE
— 猫の黒ちゃんねる🐈⬛ (@KUROCHANch) June 22, 2024
いやぁ、大変うれしく思います。準グランプリを取れたのは、視聴者さんの熱狂的な応援の結果だと思うので、本当に感謝しています。ありがとうございます。
■推し猫グランプリ受賞をお知らせしたX(旧Twitter)には、温かいメッセージがたくさん寄せられました!
うらもっちゃん、黒ちゃん🐈、ラピス🐱、パール😽、シンバ🐈、準グランプリおめでとう🎊🎉✨✨ 黒ちゃんとのドラマティックな出会い、かわいさ🧡パールたちみんなのじゃれあい💛ぜんぶ楽しくてみてまーす🎵もちろん、投票したよ❣️
準グランプリ🥈✨おめでとうございます!!わたしの中ではパールもラピちゃんも黒ちゃんもシンバババンもみーんな1等賞だよ✨✨
黒ちゃん!すごいすごい 天才ネコちゃんシンバちゃん教育すごかったね!うらもっちゃんの、やさしさもよかったです!
◎愛猫さんたちとの暮らしやYouTubeを始めた経緯
Q.『猫の黒ちゃんねる』の配信を始めたきっかけを教えてください。
YouTubeをはじめたきっかけは、別に配信している釣りのYouTubeチャンネルで、黒ちゃんを紹介したことです。
釣りの撮影をしていたときに出会った黒猫の黒ちゃんが、「ついて来て」みたいな感じで声を掛けてきたんですね。ついていったら、釣れたんです。1時間近く釣れていなかったのに。
その時のお礼を伝えようと1ヶ月後に会いに行ったら、ケガをしていたんです。それから1ヶ月間よく考えて、保護しようと決めました。
その様子を釣りチャンネルで配信すると、視聴者さんからその後の黒ちゃんを見たいとの要望があり、『猫の黒ちゃんねる』を開始することになりました。
Q.黒ちゃん以外の子たちとは、どのような経緯で一緒に暮らしはじめたのですか?
先住猫であるパールとラピスは、ペットショップから購入しています。当時は保護猫などの知識もなかったので。
もちろん衝動買いはよくないので、3日間くらいよーく考えました。
黒ちゃんの後に来たシンバもペットショップの子ですが、問題があって売れ残っていた子です。
◎爆発的に人気が出たYouTube
Q.YouTubeのチャンネル登録者数が26万人超(2024年10月時点)と大人気ですが、どのように人気が出たのでしょうか?
最初の動画がバズったんですよね。視聴者さんは釣りのチャンネルからだけでなく、新規の方も多くて。
おかげでチャンネル開設から登録者数は2日で1万人を突破し、1ヶ月半後には10万人になりました。バズった最初の動画は、今では400万再生を超えています。
Q.YouTubeチャンネル運営やSNSへの発信に関して大切にされていることはありますか?
発言については、他の人よりとがってると思うんですよ。これは「思ったことを発言するように」ってしてるからですかね。
中には不快に思う人もいると思うんですけど、いい人キャラでやりたいわけじゃないですし、『猫が好きな個性のあるおじさん』くらいに思ってもらえたらいいですね。笑
ただ、視聴者さんに私の考えを押し付けることはしないようにしています。あくまで「これが自分の考え方だよ」と伝えるだけですね。人それぞれいろんな意見がありますしね。
コメントは全部見ています。今は返信はしてないですけど、過去の動画に来た新しいコメントも全部見ています。いい勉強になります。知識としても知恵としても、いろんな引き出しが増えますね。
Q.たくさんのコメントの中には『うらもっちゃんの猫に対する優しさ』についての高評価コメントもたくさんあり、うらもっちゃんのファンも多いようですね。
そうなんですよ、嬉しいですけどね、でも困るんですよ。高感度上げたら炎上しやすくなるから。笑 もとは相当やんちゃで悪いコトばっかりしてたし。
猫ちゃんだけだからね! 人間には優しくないからね! 勝手に優しいうらもっちゃん像作らないでね! 笑
◎目指すは自分にしかできない保護猫カフェ
Q.動画内で「保護猫カフェをはじめたい」と発言されていますが、今はどのようにお考えですか?
保護猫カフェは、黒ちゃんを保護したときからずっとやりたいと思っています。
黒ちゃんを保護するまで全く知りませんでしたが、黒ちゃんを保護したことをきっかけにいろいろ調べて、たくさん学びました。猫の世界の現状を知って、保護猫カフェを始めたいとずっと思っています。
今はオンラインで資格取得のための勉強もしていますし、近隣の保護猫カフェにも視察に行っています。近いうちに猫カフェで働いて、経験値も積もうと考えています。
Q.どのような保護猫カフェをお考えなのですか?
自分にできるようなやり方で、自分にしかできないようなやり方でやりたいと思っています。
保護猫カフェに行くと、譲渡先が見つからない数十匹の子たちがいて、「これ以上受け入れられない」という状態で運営されていらっしゃるところが多いです。でも、どの子もめちゃくちゃ可愛い子ばっかりなんです!
なんでこんな子たちがココにいるのかって、譲渡されないのかって、知られてないからなんですよね。
例えばですが、僕はネット関係が得意なので、保護施設などで行き詰った子を引き取って、YouTubeなどを活用して紹介します。可愛さを引き出して、スター・アイドルを作るイメージです。
『猫の黒ちゃんねる』は黒ちゃんを紹介するチャンネルでしたが、今では「パールが一番好き」という人もたくさんいます。可愛さを引き出すのは得意分野です。
多くの人の目に触れれば、譲渡の確率も大きく上がるはずです。
そんな懸け橋になるような保護猫カフェがあってもいいと思うんです。
Q.素敵な保護猫カフェですね!他にも考えられていることはありますか?
いずれは保護する必要がある猫ちゃんの捕獲など、いろんな活動をするかもしれませんが、経験のない僕が今すぐにできるわけがないんですよね。まず自分にできることからやってみて、次にできることをやってみてって、少しづつ取り組もうと思っています。
「大変だから」「無理だから」とか言ってたらなにもできないじゃないですか。敷居は低くあるべきなんですよね。自分にできることから始めたらいいんですよね。
その姿も一緒に発信していくことで、同じようになにかしようと考える人が増えると思うんです。そういうのも含めて、これからも配信していきたいと思っています。
YouTubeは本当にすごいんですよ。いろんなことを変えられるんです。僕にできる方法でできることから、はじめたいと思っています。
(うらもっちゃんは、猫以外の分野で実績を積んできたユーチューバーです。)
◎『猫の黒ちゃんねる』さんからのメッセージ
Q.最後に『猫の黒ちゃんねる』のファンの方、読者の皆様へメッセージをお願いいたします。
早いもので登録から1年半が経ちました。登録者数も25万人を超えて、多くの人に応援してもらって嬉しい限りです。本当にありがとうございます。
私の「保護猫カフェを作る」という夢を叶える姿を必ず見せるので! これからもぜひ末永く、応援し続けてほしいです。
Q.ちなみに『推し猫グランプリ2025』にはご参加いただけますか?
今回準グランプリをいただいたので、次はグランプリですね。
みなさんが推薦してくださるのなら、ぜひ一緒に頑張りましょう!
◎猫の黒ちゃんねるさまインタビューまとめ
今回お話をお伺いして私が一番印象的だったことは、まだ始めていない状態から「保護活動の敷居を低くしたい」とおっしゃっていたこと。
「自分の長所を活かして、自分にできることから始めていく姿を配信することで、同じように頑張る人が増えたら嬉しい。保護活動の敷居はもっと低くあっていい。」と言ううらもっちゃんの考えは、これから多くの人の心に響いていくはず。
「必ず実現させるから応援してください」と公言されました。発言は大胆ですが、行動は謙虚で堅実なうらもっちゃんです。どんなに時間がかかっても、必ず新しい『なにか』を起こしてくれると思います。
釣り場で「ついて来て」と言って、うらもっちゃんを釣れるスポットに導いた黒ちゃん。「ついて来て」は釣りスポットではなく、この先の未来へ導く言葉だったのかもしれませんね。
これからのうらもっちゃんと黒ちゃんたちを、みんなで末永く応援していきたいですね!
取材/文:大久保ユカコ