『推し猫グランプリ2020』で見事に3位に入賞された「ちゅうたろう☆(tyuutarou_1212)」さん。
寒い冬の日に駐車場で保護した「ちゅうたろう君」を筆頭に、4匹の保護猫さんたちのありのままの日常をSNSにて発信されています。
インスタグラムやフェイスブックなどを介して猫ちゃんの笑顔の写真をお届けしてくれるちゅうたろう☆さんに、猫ちゃんたちの魅力や保護猫活動への想いなどをお伺いしました!
ちゅうたろう☆×4匹の愛猫さん プロフィール
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・Facebookアカウント:ちゅうたろう☆
・Instagramアカウント:tyuutarou_1212
・4匹の猫ちゃんの日常を発信中
・ちゅうたろう君:2016年12月12日に保護、愛らしい表情が魅力
・めーちゃん:2018年5月24日に保護、アイドル的存在
・くろすけくん:2001年6月18日に保護、現在19歳の大先輩
・梅子ちゃん:2010年7月24日に保護、姐さん三毛猫
ファンと喜びを共有した準グランプリ受賞
Q.『推し猫グランプリ2020』3位入賞おめでとうございます! 受賞を知った時のお気持ちや周囲の方の反応はいかがでしたか?
▲誇らしい表情のちゅうたろう君&めーちゃんの写真とともに3位入賞をご報告
ちゅうたろう一家を応援してくださる 『チームちゅうたろう』のファンのみなさまのお力です。
ちゅうたろう一家のYouTubeのチャンネル登録者数は数十人です。 他にも有名なニャンコちゃん達がエントリーしている、そんな中で3位を頂けたのは、Facebookのファンのみなさまお一人お一人の「ちゅうたろう一家」への応援の気持ち・愛情がものすごく強いんだと感じました。
『チームちゅうたろう』の強さを実感しています。感謝の気持ちでいっぱいです。
(推し猫グランプリ3位入賞の)賞金と副賞相当の金額と、カメラマンの気持ち分の金額をどうぶつ愛護団体に寄付させていただくつもりです。
■準グランプリ受賞をお知らせしたFacebook投稿には70件を超えるコメントが寄せられました! また、同投稿にて賞金をどうぶつ愛護団体へ寄付されると語られています。
おめでとうございます!これからもずっとずっとずっとずっとちゅうたろう一家応援します^^
おめでとうございます!これも、モデルちゃん達とカメラマンしゃんとの息がピッタリ合い、互いに信頼関係が築けていたことを物語っていますね!
ちゅうちゃん おめでとう!三位は立派です♪これからも 応援し続けまーす♪ 頑張ろうね~
同時開催された「はちネコ★JAPAN」にも見事にご当選され、ちゅうたろう君がかっこいい俳優さんに変身されていましたね! 作品をご覧になった時の率直なご感想や、周囲の方の反応はいかがでしたか?
ちゅうたろうは、イケメン、ブサメンなど、表情豊かなので、ピッタリの役だと思いました。
ファンに優しくサインに応じるシーンがありましたが、ちゅうたろう本人もとても優しい性格なので、笑っちゃいましたね。
周囲の反応なんですが、 私の周りはうちの子が人気があるとは知らせてないんです。でも、 ファンのみなさんが喜んでくださいました。
個性豊かな4匹のネコちゃんたち&笑顔の裏にある保護猫への想い
Q.現在4匹の猫ちゃんたちと生活されていますが、日常の中で幸せを感じる瞬間や大変だと感じることは何ですか?
大変に感じることは特にありません。 めーちゃんが可愛くてヤンチャで、何をするにも一生懸命にぶつかってくるので、笑顔にさせられちゃいます。怖い物知らずな部分もあれば、ビビリな部分もあります。
ちゅうたろうには関しては、遊んでほしい時は、自分から猫じゃらしを持ってくるし、遊んでくれるまでじっと待ってます。ですが、待ちきれなくなると、前足で私の肩や背中をポンポンと叩いてきたり、頭突きしてきたりと甘えて来るので、キュンってなります。
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▲幸せそうなちゅうたろう君の寝顔
4人(匹)の寝顔を見ると『幸せそうな顔で寝てるなぁ〜』と『うちの子で幸せなのかな〜』と。
飼い主の私を幸せな気持ちにさせてくれる4人(匹)に『うちに来てくれてありがとう』って思っています。
Q.これまでに保護された猫ちゃんはどのくらいいらっしゃいますか?
保護した猫は、十数匹くらいと少ないです。子供の頃は、捨て犬を拾って飼っていました。 あまり猫とのご縁はなかったのですが、『動物を飼うのだったら、人間から見捨てられた可哀想な動物達を飼う』と物心ついた頃から思っていました。
私が拾ってきた動物を飼わせてくれた両親には、心から感謝しています。
Q.4匹の猫ちゃんたちが一緒に生活されていますが、それぞれの相性やバランスをお伺いできますでしょうか? 苦手な相手やとても仲の良い2匹など、ぜひお聞かせください。
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▲愛されキャラのめーちゃん(左)が優しい姉さん猫の梅子ちゃんにチュッ
仲良しなのは、 くろすけ兄貴と梅子ねぇさん(アダルト チーム)ちゅうたろうとめーちゃん(ヤングチーム)のペアです。
ちゅうたろうは、くろすけと梅子にはよく怒られています。めーちゃんは、みんなに愛されています。 くろすけ兄貴なんて、めーちゃんにはデレデレで怒りません。 梅子ねぇさんもめーちゃんには怒らないですね。
ただ、なぜかちゅうたろうはアダルトチームの2人に厳しくされています……。梅子ねぇさんはくろすけ兄貴が好きで、めーちゃんはちゅうたろうお兄ちゃんのお嫁さんになるのが夢。 ちゅうたろうには片想いのお相手、A子ちゃんがいます。
4人の保護猫ちゃんとファンへの「深い愛情」「感謝」
ご自身を「カメラマン」として日々発信されている飼い主さん。家族である猫ちゃんたちを心の底から愛し、尊重していることが、すべてのお話から伝わってきました。
写真を通じて癒しを送り、応援という形で返ってくる。
そんなファンの皆さんとの強い結びつきがとても印象的なちゅうたろう☆さんに、SNS発信に関するお話もお伺いしました!
「チームちゅうたろう」ファンの心に響くSNS発信の秘訣
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Q.InstagramもFacebookも、本当に素敵な写真ばかりで心が掴まれます! 猫ちゃんたちの生き生きとした表情を撮影するコツや、投稿時に意識しているポイントはありますか?
ありがとうございます。やはり、4人(匹)の事が大好きなんですね。写真には撮っている人の気持ち・想いも映ると思っています。
コツは、好きという気持ち。愛情です。 投稿時に意識しているポイントは、猫達の目線、気持ちになることかな。飼い主も猫になるんです。
Q.ちなみに、毎日何枚くらいの写真を撮影されるのでしょうか?
日によって違います。スマホで撮影していますが、いつも手元にスマホはあって、すぐ撮れる状態。 1日に数十枚から数百枚と幅広いです。
猫達が良い表情をすると、すぐにシャッターを押してしまいます。
Q.毎日の投稿を楽しみにしていますが、これだけの更新量を維持するのは非常に大変ですよね。発信を継続するコツや、猫ちゃんの想いを文字に載せる時に意識しているポイントはありますか?
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▲いつの間にか脇役から人気者になったちゅうたろう君のもふもふ写真
投稿を維持できるのは、やはりファンの皆さんの声のおかげ。「癒される」「元気をもらえる」など、多くのあたたかい声が届いています。
ですが、私も時々は疲れてしまって……。投稿をお休みさせていただく時もあります。デジタルデトックスっていうんですかね? 2~3日、スマホを触らない日を作ったりしています。
猫ちゃんの想いを文字に載せる時のポイントは、ファンのみなさまには「 クスッと笑ってほしい」「想像して楽しんでほしい」と思っているので、ニャンコちゃん達の気持ちを想像してもらえるようなコメントを心がけています。
Q.「チームちゅうたろう」の皆様との結束力は本当に素晴らしいですね! ファンの方とはどのようにして絆を深めてこられたのでしょうか?
きっと、毎日、ちゅうたろう一家の4人(匹)がみなさんの心を癒してくれるから、皆さんも応援してくださるのだと思っています。
多くのファンのみなさんは、保護猫活動を理解し、不幸な動物達を無くしたいと願う方々ばかり。そういった意味でも、元捨て猫だったちゅうたろう一家の4人(匹)を応援してくださっているのかと。
また、投票があるコンテストでは、保護猫という経緯や「いつも癒しをもらってる」という気持ちから、より一層熱のこもった応援をしてくださるのだと感じています。
ちゅうたろう一家を保護猫代表として、「保護猫のことをもっと知ってほしい」と思ってくださっているファンもいらっしゃると実感しています。
Q.今回ご参加いただいた『推し猫グランプリ』を始め、数多くのイベントや写真企画に精力的にご参加されていますね! これまでで特に印象に残っている企画などがありましたら、ぜひ教えてください。
どうぶつ基金様の『買わずに飼ってね いのちつないだ♡ワンニャン写真コンテスト』です!
どうぶつ基金様の活動に賛同しており、飼い主のいないニャンコちゃん達を飼ってほしいと考えています。
<公益財団法人どうぶつ基金公式ホームページより>
このコンテストは、犬や猫と幸せに暮らす方法として、ペット業者から買うのではなく「保護された動物の里親になる」「地域猫の世話をする」といった、本当なら殺されていたかもしれない小さな命を救い、共に生きることの素晴らしさを多くの人に知ってもらうために開催しました。
Q.数多くの企画にチャレンジされていますが、モチベーションを維持する秘訣などがありますか?
Facebookで、毎日、沢山のコメントをいただくのですが、それに返信ができないんです。 投稿を続けるのが精一杯で。なかなか感謝の気持ちが伝えられなくて悩んだ時期もありました。
数多くのコンテストにエントリーしてもなかなか入賞は難しいですが、選ばれた時、とてもファンの方々が喜んでくださいます。ファンの方々が喜んでくださるのがコンテストへのチャレンジのモチベーションになっています。
「猫たちが好き」の気持ちがいい写真を生み出す
写真を通じて猫ちゃんたちと向き合い、ファンの方々とつながり、保護猫活動の普及を願うちゅうたろう☆さん。
その根底にいつも「好き」の気持ちがあるからこそ、大きな輪となって広がっていくのだと取材の中で実感しました。
自然な表情をたくさん発信されているのも、猫ちゃんとカメラマンさんとの深い信頼関係があってこそですね!
ちゅうたろう☆(tyuutarou_1212)さんからのメッセージ
Q.毎日のSNS投稿からは、保護猫活動や動物愛護への強い想いを感じます。保護猫活動に興味を持たれたきっかけや、伝えたいメッセージをお聞かせください。
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物心ついた時から動物が大好きで、可愛そうな子たちを助けたいと思って生きてきました。
でも、何匹かの子たちはうちで飼う事ができましたが、助けられなかった命がたくさんあります。ちゅうたろう一家が発信する事で、 一人一人の気持ちや認識が変わったり、不幸な動物たちを減らせるお手伝いができたりしたら、と思っています。
Q.第2回『推し猫グランプリ』に向けて、ぜひ意気込みをお願いいたします!
第2回目もあるんですね! 色んなニャンコちゃん達がチャレンジして、みんなで保護猫活動を盛り上げて行きたいです!
Q.最後に、ちゅうたろう☆様のファンの皆さんや猫好きな読者の方へ向けて、メッセージをお願いいたします。
カメラマン(飼い主)はちゅうたろう一家を応援してくださるファンのみなさまに元気と勇気と癒しをいただいています。
たくさんの愛情をちゅうたろう一家に注いでくださり、本当にありがとうございます。ファンのみなさまの応援あってのちゅうたろう一家です。
ちゅうたろう一家は、ファンのみなさまとニャンコちゃん達をとても大切に思っています。 これからも、ちゅうたろう達を見て、クスッと笑ってやってください。すべてのニャンコちゃん達が幸せになれるよう、お手伝いできたら嬉しいです。
また、ファンのみなさまが飼っているニャンコちゃん達は、ちゅうたろう一家の大切なお友達です。これからも仲良くしてくださいね!
まとめ
「ちゅうたろう☆」さんへのインタビューを通じ、4匹の猫ちゃんの可愛らしい表情と、その裏側にある保護猫活動への強い想いが伝わってきました。
決して偽善や上辺だけの行動ではなく、心の底からの「愛情」と「感謝」が、「チームちゅうたろう」の応援と結束力を生み出しているのかもしれませんね。
これからもくるくる変わる4匹の表情を愛でながら、日本の保護猫活動を支援していきましょう。
取材・文/南マイコ